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Kel-Tec P11 : ウィキペディア日本語版 | Kel-Tec P11
Kel-Tec P-11とは、アメリカのフロリダ州ココアに所在するKel-Tec CNCインダストリーズで1995年から生産されている小型のセミオートマチック式拳銃である。この拳銃は一度引き金を引くと一発のみ発射されて自動的に弾薬が再装填される。作動方式はショートリコイル方式、使用弾薬は9mmルガー弾である。ジョージ・ケルグレンによって設計されたこのピストルは、一般市民の自衛とバックアップ、及び警察官のオフデューティー(非番時携帯)用として開発された。 == 設計と性能 == P-11はスウェーデン生まれの設計者ジョージ・ケルグレンによって開発されている。彼は初期のハスクバーナ社、イントラテック社、およびグレンデル社などのブランドの銃器を多数設計していた。P-11はバレル、スライド、フレーム、発射機構、グリップ、マガジンの6つの主要なコンポーネントで構成されている。本銃はアルミ製のレシーバーを使用しており、これはポリマー製のグリップに包まれ、ハウジング部分もポリマー製のピンで固定している。スライドと銃身、また弾倉は鋼鉄製である。標準型の弾倉は10発または12発の実包を内蔵する。公式には10発弾倉と限定されていない。この両方とも、拳銃の下部と面一になるよう装着される。撃発機構はストライカー方式、引き金を引くとバネで圧縮された内蔵の撃茎が外れ、弾底を叩く方式である。空虚状態で重量400gのこの拳銃は比較的軽量なものである。P-11には外部に装された手動の安全装置が欠けている。このような装置に信頼を置く替わりとして、トリガーの引き長さが長く、作動も重いダブルアクションのみの作動方式(DAO)となっている。トリガープルに要する圧力は4.08kgで、これにより不意の暴発を防止している。撃針バネおよび低質量の撃鉄は、銃が意図せず落とされたときに暴発するのを防ぐ。P-11はまた、スミス&ウェッソン モデル59シリーズの弾倉もいくつか差し込むことができる〔"P-11." Kel-Tec. ''Kel-Tec-CNC.com''. 〕。利用するには、15発収容のスミス&ウェッソン モデル59用弾倉の基部周囲をアダプターで包む。スミス&ウェッソンシリーズの69コンパクト12発収容弾倉もまた同じく作動するが、これには短いアダプタースリーブのものを同様に合わせる。アクセサリーにはトリガーシューズ、フィンガーレスト、ベルト・クリップ、メーカー製のポリマー製ガイドロッドと交換する鋼製ガイドロッド、灰色またはオリーブドラブ系の緑色ポリマー・グリップ・ハウジング、ナイト・サイトが用意されている。また他のアクセサリーがメーカーから入手可能である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Kel-Tec P11」の詳細全文を読む
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